マンズワインあれこれ〜2019年秋〜
なんだか題名が「ナインティナインスリー♪」的な感じ⭐️あ、ヤバイ、年バレるぞ😅
さて(←切り替え雑!)、我が家の上田にある畑はマンズワインさんの契約栽培ということもあり、ソラリス醸造責任者の西畑さんには公私共にお世話になっていることもあり、今年は特に色々お勉強させていただきました😊
読者の皆様がよりソラリスを始めマンズワインをもっと楽しめるように、私自身の備忘録も兼ねてお伝えします❗️
収穫編
我が家の契約栽培畑
品種は今話題の龍眼とマスカットベーリーA(以下MBA)なのですが、どちらもJAと前農家さんから引き継いだ畑。出荷日はもちろん決められているし、収穫コンテナは直に下に置いてはいけない、一コンテナあたりの重量も決められているなど、さすが大手のしっかり感❗️マンズの皆様、ざっくり大雑把なO型夫婦、毎年頑張ってますヨ笑。
①龍眼様のおもしろ&大変ポイント
・仕立てはX字どころか、α字Ω字と言っても良さげなのがある🤣(誰か剪定手伝って!)
・棚の高さが低い(岩の原のと足して2で割りたい)
・放っておけばジャイアント馬場の顔くらいの大きさになる房を小さく仕立てる
②MBAちゃんのありがたポイント
・びっくりするくらい病気になりにくい(川上善兵衛サマサマ❤️)
・樹齢6年目?で新しく、一文字の仕立てで管理が楽
これらは小諸ではなく、勝沼で醸造されます。愛娘を遠く異国の地へ嫁に出す気分です。美味しいワインにしてくれますように⭐️
マンズワイン自社畑(小諸&上田・東山)
メルローとカベルネソーヴィニヨンを収穫。今年は7月頭の雹の影響で収量がだいぶ減ってしまったのだとか😵(同じ小諸のジオヒルズさんもかなり大変だったみたいです…)。また梅雨らしい梅雨で日照不足から来る着色不良も。収穫日の前にそういった雹害にあった粒や病気の粒、房周りの葉も事前に取っておいてくれているので、収穫自体は結構スイスイいけます。
でも、所々取らなければいけない粒が‼️では、来年以降マンズワインの収穫をする貴方のために、
〜NGな粒/ マンズワイン編〜行きましょう❗️
✔︎シワシワさん
原因は晩腐病、酢酸腐など。前者は食べてもまあまあ美味しいけど後者はヤバイ味がする
✔︎軸枯れさん
房の先端に多い。要因は熟しているからではないため、それについてる粒はびっくりする程美味しくない
✔︎着色不足さん
これは仕込むワインのレンジによりますが、トップキュベ、ソラリス様の場合赤いのはダメ。赤が目立つ場合は房ごとポイする場合もあります。
✔︎何かに食べられたさん
鳥かな。突いたような跡があります
なんてったってトップキュベを仕込む小諸ワイナリーですからね。お手伝いと言えど責任重大です❗️
選果
はい、2年前にとある取材で拝見して以来憧れだった選果作業❤️
https://agri-marketing.jp/2018/01/17/chikumagawa-wine10/
何回かやらせていただきました😆
ボスである徹平さんを除き、少ない時は6名多い時は12名❗️長い選果台に並び黙々と作業します。流れてくる粒をまんべんなくチェックしNGな粒、除梗機(にしても除梗って漢字、なかなか変換されない…)で取れなかった小さな梗などを取り除く作業は、とにかく目が疲れます❗️休憩時間は目薬必須❗️
そして自分がダラけると後ろの方々に多大なる迷惑をおかけしてしまう、というやつ😅
選果も責任重大でございます😭
マニア的萌えポイント
其の一
とある方の長靴。なんとなく誰のかはわかるかな。
フランス語で読んでみてください⭐️
其の二
今年もいるヨ、とあるヴィンヤードの方🍇今年は更にあの上田の方も❗️
其の三
じっちゃんばっちゃん達に紛れていたダイヤの原石。山形のタケダワイナリーや頑固おやじでお馴染みの中村ワイン工房さんで修行歴があり、満を持してマンズワインに入社したTさん。とってもしっかりした素敵な女子です❗️若干フェミニストな私は、女性の活躍を応援します📣
最後に…
あろうことか、収穫最終日に畑にサングラスを落とした私…。マンズの皆様に無事見つけていただきました😭まったく、手伝いに行ったのか邪魔しに行ったのか💨
皆さまも畑の落し物には十分ご注意くださいませ😓
秋のイベント訪問記①
10月26、27日はイベント盛りだくさんでした!
そちらのレポートです。最初に言っておきますが、長いです。覚悟してください😆
①椀子マルシェ(今年初開催)
激混みの予感⁉️
さっすがーーー‼️大手メルシャンの力で県外からのお客様がたくさん❗️
…を想定してましたが、人の入りはまずまず。
はじめてのイベントなので皆様子見だったか、しなの鉄道の田中ー大屋駅(最寄)間運休でマンズワインからの回遊がなかなか難しかったからかもしれません。。。
来場者としてはちょうどいい人数だったかな🍷工場長の小林さんも、地元らしいゆるい雰囲気が良い、と言っていた通り、勝沼あたりの地元ワインイベントみたいな雰囲気が最高でした❤️多分年を追うごとに県外からのお客様増えるんだろうけど、それはそれで地元民としては嬉しい😆
椀子で出会ったあんな人こんな人
さすが、初開催のイベントだけあって、普段はいらっしゃらない方々にお会いできました⭐️
まずは安蔵さん、メルシャンのチーフワインメーカー。ウスケボーイズの一人でもあり、言わずもがな、偉い方❗️
そして日本ワイン界の王子、生駒さん❤️まさかいらっしゃってると思わなかった❗️3年ぶり?くらいの再会😆表側ではなく、裏のワインコーナーにいらっしゃった。裏側は似合わないぞーー❗️公認ストーカーKさんが怒っちゃうんじゃないかしら😵
そしてsail the ship vineyard 田口くん。同じ地で農業を営む仲間達とHEART BEATまるこというグループを作っていて、椀子マルシェでは飲食店とコラボした寿司ブリトーというものを販売してました。
で、結局どうだったの?
はい、ノンアルでしたが、地元民としては大満足でした⭐️
食べ物も飲み物も奪い合いにならない(笑)位のちょうど良い人数❗️
✔︎バックヴィンテージワインのテイスティング
✔︎安蔵さんの話を聴きながら新酒を味わう
✔︎無料送迎バス
など。
子供は大きいアルクマドームの中で遊んだり、畑を駆け回ったり。ワイナリーの建物周辺には車は入って来れないので、親御さんも安心だったのでは👶
一つ改善点を提案するとすれば、露店やステージの場所かなー。正面のスペースが限られているからなかなか目立つ位置に設置できないんだろうけど、もうちょっと人目につく場所だったらもっと盛り上がって見えるし、沢山の人が近寄ったんじゃないかなぁ、、、と。
でもまぁ総じて楽しかったし、来年にまた期待❤️
②KOMORO WINE DAYS(今年初開催)
どんなイベント?
イベント名とは異なり、一日のみの開催。小諸市と小諸のワイン生産者、それを繋ぐ協議会?の人々がタッグを組んで行われたイベント。グラスでのワインと、食事の販売。
場所は小諸駅前の停車場ガーデン。去年11月に同じ場所で行われたワインのイベントが残念すぎたため、ちょっと半信半疑なまま覗きに行く。※しかも事前に問い合わせ済!我ながら疑り深いわー😅
す・る・と、いるではないかー‼️人❗️人❗️人❗️そして生産者の方々😆
キャーキャー‼️ノンアルだけどテンションMAX❗️
マンズワイン収穫祭のシャトルバス停車場から小諸駅までの導線上にイベント会場があるため、収穫祭でほろ酔いな方が「お⁉️こっちもワインのイベント⁉️ついでに寄ってくか🍷」となるらしい❤️いいなぁ、そうなりたかったなぁ。子守ワンオペdayでは無理でした😭
生産者の方々
・アンワイナリー
・ジオヒルズワイナリー
・テールドシエル
・ドメーヌフジタ
の5社が参加(五十音順、敬称略)。
どのブースも列がてきている‼️列が途切れたところから順にご挨拶。
※話はそれますが、時々後ろで待っている人がいるのに長話で生産者さんを占領する方がいます😓日を改めてアポをとりましょう🍷
はじめましてはドメーヌフジタさん。以前テールドシエルの池田さんから、本場ブルゴーニュのワインを目指して頑張っている、という話を聞いて以来気になっていたところ❤️
お洒落で優しいムッシューとマダムでした😆近いうちに訪問予定‼️
アンワイナリーの松村さんも元気そう❗️りんごは品種によって収穫時期に幅があるので、まだまだ畑は忙しいみたいです。お手伝い行こうかなぁ?あ、つまみ食い狙いじゃないですよ、だってりんごは大きいから一口で食べれない❗️って、やっぱ食べること考えちゃう❤️てへっ←いい年こいてコレはないか笑。
次はいつもお世話になっているテールドシエルさん。前回のお礼を言い飲めないことを告げると、自家製ドライメルローを頂いちゃいました🍇ホント、いつももらってばかりでスミマセン。。。ちょー美味しくて瞬殺😅長女さんとも少しお話。その間サービスしていたのは次女さんとその旦那様❗️そう❗️噂の○コファームの❗️お話したかったけど列が途絶えず断念。ま、またいつか話はできるでしょ。
最後はジオヒルズさん。あれ、隼人くん(醸造責任者)やつれた?←失礼。列も途絶えず忙しそうに接客していたので、近くにいた女将(隼人くんの母であり、中棚荘のボス)にご挨拶。先日こちらにも書いたりんご風呂でシードルを飲む件、
過去記事はこちら↓
、外国人のお客様からは時々要望があるらしい🍎やっぱりねー❗️
中棚荘のりんご風呂でシードルを飲みたい方は女将にご相談ください😆
③マンズワイン収穫祭
3回目ともなれば、目的のもの以外目も触れません❗️亥年なんで許してください笑
目的①来場者プレゼント
知っている方も多いと思いますが、マンズワインはキッコーマンが親会社。毎年来場者プレゼントはキッコーマン商品をもらえます。
キッコーマンの商品の原材料表示まじまじと見たことがありますか?
実は原材料はとってもシンプル、変なもの入っていないことが多いです。そういう意味でも私はマンズワインを信頼しています❤️
目的②ガレット
コレ、人によっては県内の他のイベントでも見たことあるのでは?
日穀製粉さんが主体となって活動されている「信州ガレット振興会」さんのもの。去年初めて食べて、ここらのなんちゃってガレットに疲弊していた私に光を与えてくれたのです。さすが大手、安心のクオリティ🍴お味もさることながら、実際に作っているのは日穀の社員さん達なんだとか⭐️すごい‼️それでこそ粉屋‼️
名刺に「私たちは粉のスペシャリストです」て書けますね‼️←知っている人はわかるジョーク😅
目的③地下セラーのテイスティング
コレよ、コレ❗️ここでソラリス飲まないと一年終えられません。
現醸造責任者の西畑徹平さんは他のお客様に捕まっており、ミスワイン達も頑張って接客していましたが、やっぱり知り合いから話を聞きたい…。と、そこへF女史‼️いつも優しくしてくださるステキな方です。色々なワイン、オススメしてくださいました。
そんな中でも一番の発見はコレ‼️
畑は東御、某大手スーパーのすぐ近く。マンズさん、東御に畑持ってたの⁉️しかもアイスワインを狙っていたのだとか。ヤバイ、ドリーミーだ❤️普段は夢や希望というものをクールに取り扱う私ですが、ワインのこととなれば話は別‼️いつかアイスワインになるといいなー😆
※ここでいうアイスワインとは、日本ワイン界での新基準として設けられた定義ではなく、世界的に定義されている内容のことを指します
最後に…大手2社がタッグを組むということ😆
私のFBページを見た方は知っていたと思いますが、メルシャンとマンズさん、今回のイベントではタッグを組んでいたんです❗️
簡単に言うと、「椀子マルシェとマンズ収穫祭の回遊スタンプラリー」
両方のイベントに参加すると、どちらかでワイン一杯サービス🍷
飲み手としてとても嬉しいイベントだし、会社という垣根を越えてこの地域のワイン産業を盛り上げていこうという意志が感じられます。
来年もあるとイイナ。小林さん、徹平さん、よろしくお願いしまーす⭐️
秋はイベント盛りだくさんです❗️
イベント訪問記②もお楽しみに❤️
秋の信州ご案内シリーズ④〜アルカンヴィーニュ編〜
ヴィラデストの後は、すぐ近くのこちらをご案内🍷
簡単に概要
2015年に東御市の宝、玉村豊男氏(玉さん)が発起人となりオープンしたワイナリー兼スクール。玉さんと小西さんが関わっているため、ヴィラデストの兄弟ワイナリーとも呼ばれるし、スクール卒業生達の委託醸造先でもあるため、卒業生のゆりかごワイナリーとも呼ばれています。
移住する前の2016年頃、私はアルカンヴィーニュは学校だから、見学はできないだろうと思ってました。在校生以外は立ち入り禁止、的な。
ところがどっこい、ワイナリーもやっている❗️むしろ「アルカンヴィーニュ」とはワイナリー名で、スクール名としては「千曲川ワインアカデミー」、会社名は「日本ワイン農業研究所」とのこと。名前が沢山〜😵
今でもアルカンヴィーニュとはスクールであって、ワイナリーとしても機能してると知らない方もちらほらいます。ある意味アルカンヴィーニュのワインはレアですしね❗️なかなか東京では見かけません❗️
スクール「千曲川ワインアカデミー」
スクールは一年間のカリキュラムで、講師は日本全国のワイナリー&ヴィンヤード関係者でマニア受けしそうな方々ばかり‼️
毎週末、外で出待ちしたいくらい❤️←コラコラ…。
ワイン造りを志す人、造るまでいかなくてもワインを深く知りたい人(最近はこちらが多いらしい)が学んでいます。去年から授業が土日&授業数がちょっと減ったので、一般企業の方々が受けやすいんですよね。近くに民泊もあるので授業の日には夜な夜な宴会もするそうです。スクールって同じ志を持った人達が集まるから、オフ会でも学びがあって良いですよね❗️
↓↓↓ちなみに民泊は以下↓↓↓
https://tazawamura.co.jp/shimizu-san-house/
来年は皆様もいかがですか?
ワイナリー「アルカンヴィーニュ」
アルカンヴィーニュは醸造施設はありますが、自社畑は持っていません。というと、「なーんだ」とがっかりする方もいるのでは?
ところがどっこい(2回目)、色々な生産者さんのぶどうを委託醸造しているので、ワイナリーを見学するとタイミングによっては結構面白い⭐️
樽や瓶詰め後のワインが入ったパレットに名前が書かれていたり、特に収穫時期は毎日のように違う生産者さんが来るので、ドキドキワクワク🍇こちらも出待ちできますネ❤️←コラ‼️
もちろんワイナリーの見学も可能です。希望の方は遠慮なくスタッフさんに申し出ましょう‼️
✔︎とにかく面白いWさん
✔︎Wさんの背中を追いかけて面白いことを言おうと必死のSちゃん(男子)
✔︎小山田さんの隠れ弟子Kさん
誰が担当するかは当日のお楽しみ😆
マニア受けするワイン🍷
アルカンヴィーニュのワインは様々なヴィンヤードの方々が原料を卸していることもあり、マニア的にはとっても興味深い⭐️特にジュベニールシリーズ。立科のIさん×上田のVさんのぶどうを使ったワインとか、激ウマソーヴィニヨンブランで有名な小諸のIさんのぶどうを使ったワインとか🍷だけど値段はお手頃❤️税込3,190円。
他にもアルカンヴィーニュはお手頃価格なワインが揃っています⭐️ぜひ試飲をしてお気に入りを見つけてください😆※試飲は2種で500円、5種で1,000円です。
キャップと裏ラベルのヒミツ
アルカンヴィーニュで委託醸造のワイン、生産者さんが違うのでラベルはもちろん違えど、キャップを見ればアルカンヴィーニュ醸造とわかります。
コレ、ヴィラデストとお揃い❤️(一部の生産者さんを除く)スティルヴァンと言って、空気を通すスクリューキャップ、フランス産。酸素の透過量も選べる優れもの。日本の他のワイナリーでもこれを採用するところが増えてきましたネ。興味のある方は是非一度ググってみてください。
そして、私がよく質問を受ける裏ラベルについて。アルカンヴィーニュで醸造されたワインの裏ラベルは、こちら。
製造者アルカンヴィーニュと加工所ヴィラデストワイナリー、書かれています。
裏ラベルをじーーーっと見て「製造者?加工所?何が違うの?」とおっしゃる方の多いこと、多いこと❗️結論から申しますと、仕込み、醸造、熟成はアルカンヴィーニュ、瓶詰めのみヴィラデストで行っているからなのです。実はですね、アルカンヴィーニュ、玉さんの息がかかった金持ちワイナリーのようにみえますが、瓶詰め装置が無いのです‼️なので、瓶詰め時はタンクごとヴィラデストに移動し、瓶詰めをするといったしだい。
誰か、瓶詰め装置買ってあげてくださいな😅そして、アルカンヴィーニュあたりでタンクを乗せて移動している車を見かけたら、エールを送ってあげてください❗️だって、運転誤ってタンク落としたら責任問題ですもの…。いくらマニアの私でも絶対運転したくない😭
11月10日は…
以前のヴィラデスト編でもお知らせしたヴィラデスト祭りです❗️2019年の今年は初の試みがあります。
「千曲川ワインアカデミー卒業生のワイン大集合‼️」の巻〜〜〜😆
彼らのワインて、地元でほぼ消費されつくしてしまう程レアなんです。長野県外の皆様に是非❗️強く❗️オススメしたい‼️だってそれらがグラスで、(たぶん)地元価格で飲めるんだもの🍷
「どのワインを飲んだらいいかしら?」と迷ったら是非私を探してください。プロフィール写真と同じ顔してるので😆一緒に楽しく飲みましょう❤️
https://www.facebook.com/events/515804452319531/
以上、10月頭に来てくださったゲストさんのご案内シリーズ終了❗️
このアルカンヴィーニュ編はご案内の内容というよりアルカンヴィーニュ自体の説明になっちゃいました❗️悪しからず❗️